遮熱塗料と断熱塗料の違いってなに?暑さ対策になるって本当!?

はじめに

暑いですね……30℃を超える日が続き、とても6月とは思えない暑さになっています。
梅雨の時期にもかかわらず、まるで真夏日のような日々皆様いかがお過ごしでしょうか?

これからさらに暑くなると思うとウンザリしてしまいますよね。そんな皆様に知ってほしい今回のテーマは

遮熱塗料断熱塗料です

どちらも暑さ対策に効果があると言われている塗料なのですが、わりと有名な塗料なので聞いたことがあるという方も多いかもしれませんね。ただ、しっかり違いがわかるという方はあまりいないかもしれません。

「字面はほとんど一緒だしどっちも同じなんじゃない?どっちも暑さ対策のための塗料なんでしょ?」

そう思ってしまうのも無理はないのですが、実はこの2つ明確な違いがあります。
今回は2つの塗料の違いとそれぞれのメリット・デメリット、そして作新建装オススメの施工を紹介していきたいと思います。是非最後まで読んでいただき、快適な住まい作りの参考にしていただければと思います。

 

遮熱塗料と断熱塗料の違い

ザックリ簡単に説明すれば、遮熱塗料は熱を反射して温度の上昇を防ぐ塗料で、断熱塗料は熱や冷気の侵入を防いで室内の温度を保つ塗料です。
それでは、さらに細かく違いを比べてみましょう。

遮熱塗料の効果

遮熱塗料は太陽光に含まれる、物質に吸収されると熱に変換される近赤外線を反射する効果があります。
例えば屋根に遮熱塗料を塗装すれば、屋根に吸収される熱が少なくなり、屋根の表面温度の上昇が抑えられます。その結果室内の温度上昇も抑えられるというわけです。

断熱塗料の効果

一方断熱塗料はというと、塗膜に空気層のような構造を持たせることで、外部の熱は室内に伝えにくくなり、内部の熱は外部に逃げにくくなります。
つまり、断熱塗料の方は夏の暑さ対策だけでなく、冬の寒さ対策にも効果が見込めるわけです。

室温の参考数値(カタログスペック)

遮熱塗料(例:サーモアイ)

屋根の表面温度

一般的な塗料で塗装した場合と比べて、マイナス20℃

室温

一般的な塗料な塗料で塗装した場合と比べて、マイナス2~3℃

断熱塗料(例:ガイナ)

室温

一般的な塗料な塗料で塗装した場合と比べて、夏はマイナス2~3℃前後 冬はプラス3℃前後

遮熱塗料のメリット・デメリット

遮熱塗料のメリット

表面温度の低下

太陽光を反射して熱の吸収を抑えるため、遮熱塗料を塗装した部分の表面温度は、普通の塗料を塗った部分と比べてかなり低い温度になります。
屋根のような日差しの影響を強く受ける場所に、遮熱塗料を使用すると特に効果が大きく、一般的な塗料と比べ表面温度に20℃以上の差が生じます。

室温の上昇をおさえることで夏場の電気代の節約に

外壁や屋根に熱が吸収されにくくなれば、室温の上昇を抑えることに繋がります。家の環境にもよりますが2℃程度室温が下がると言われています。
室温が下がればエアコンの冷房効率も上がり、電気代の節約になります。

断熱塗料と比べれば比較的安価

同じグレード(シリコンやフッ素等)であれば遮熱塗料の方が材料の単価が安価になります。
1㎡あたりの金額の差は少なくても、外壁と屋根に塗装すれば金額の差は大きくなります。

遮熱塗料のデメリット

寒さ対策にはならない

遮熱塗料は冬の室内を暖かく保つ効果はありません。熱を反射する効果はあっても、室内の熱を逃がさないといった効果はありません。保温効果については一般的な塗料と何ら変わりません。

塗装面の汚れや劣化で効果が落ちていく

塗装面が汚れると太陽光を反射しにくくなります。遮熱塗料の熱の吸収を軽減する効果は、太陽光の反射性能からくるものです。汚れによって反射性能が落ちれば熱の吸収を抑えるという最大のメリットも消えてしまいます。

効果があるのは太陽光の当たる部分だけ

繰り返しになりますが、太陽光を反射し熱の吸収を抑えることで温度上昇を防いでいます。逆に言えば太陽光が当たりにくい場所には塗装する意味があまりありません。

断熱塗料のメリット

夏の暑さ対策だけでなく、冬の寒さ対策にも効果あり

外からの熱を伝わりにくくするだけでなく、室内の熱を外に逃がしにくくする効果もあるため、夏にも冬にも効果があります。
夏の冷房だけでなく冬の暖房の効率も上がるので、一年を通して空調効率が向上します。

結露防止効果も期待できる

結露の原因は、外気により冷えた壁面と室温の温度差であるため、断熱塗料の塗布により壁面と室温の差を小さくすると結露の防止が期待できます。

断熱塗料のデメリット

塗装するのに断熱塗料の知識が必要

断熱塗料に限らず塗装には技術と知識が必要になりますが、断熱塗料を使用した塗装の場合には、更に断熱塗料用の経験や知識が必要になります。
断熱塗料はノウハウのない職人が塗装すると、剥がれなどの不具合が起こりやすい塗料です。断熱塗料での塗装経験やメーカーの研修をきちんと受けた職人に工事をしてもらう必要があります。

塗料の価格が高い

断熱塗料は優れた保温効果や高い耐久性を有する高価なものなので、材料単価が高い塗料となります。塗装面積の広い建物に塗装する場合、見積の金額は一般的な塗料や遮熱塗料よりも高額になります。
また、上記にもあるように誰でも塗装できるわけではないので、施工費という面でも割高になる場合があります。

結局どっちがいいの?

ざっくりといえば、とりあえず暑いのを少しでも軽減したいのであれば遮熱塗料。冬の寒さも軽減したいのであれば断熱塗料になります。
ただし、後述でも説明いたしますが、建物によって遮熱塗料や断熱塗料の効果を実感しやすいか、しにくいかの差があります。
お客様のお住まいが遮熱塗料で塗装するのに向いているのか、効果を感じられるような条件が揃っているかなどは、なかなか判断がつかないと思います。そんな時は信頼できる塗装業者に相談して最適な塗料について提案してもらうのも一つの方法です。必ずしも遮熱塗料や断熱塗料がお客様のお住まいに最適な塗料は限りません。

遮熱塗料や断熱塗料への誤解

ここまで遮熱塗料と断熱塗料について2つを比較しながら紹介してきました。
紹介した塗料に興味がわき、自分でも調べてみようと実際にネット検索等で調べてみて、アレ?っと思った方もいらっしゃるかもしれません。そうなんです、遮熱塗料などで検索すると……

遮熱塗料 効果なし や 断熱塗料 意味ない

といった否定的なワードがサジェストで表示されることも……外壁塗装や屋根塗装といった工事は決して安い工事ではありません。意味や効果がないという単語が出てきてしまうと二の足を踏んでしまうと思います。
結論から言えば遮熱塗料も断熱塗料も全く効果がないということはありません。では、なぜ効果や意味がないという意見が出るのでしょうか?その真相を解説していきます。

遮熱塗料で塗装したのに室内が暑い! 効果が実感できない 期待ほどではないという意見

せっかく一般的な塗料よりも割高な塗料で塗装したのに効果を実感できなかったり、期待外れだったりするのは悲しいことです。
しかし、こういった感想になる原因のほとんどは、質の悪い営業マンの知識不足や悪意のある説明不足からくる、遮熱塗料への誤解と考えられます。

遮熱塗料の仕組みを説明されていない。

繰り返しになりますが、遮熱塗料は太陽光を反射して塗装面の熱の吸収を抑えることで、結果的に室内の温度上昇を抑えるものです。つまり、雨の日のジメジメした蒸し暑さや、曇りで太陽は出てないが季節的に日が影っていても暑いといった暑さには、全く効果がありません。
これは遮熱塗料が室内の温度上昇を緩和する仕組みをきちんと説明していれば、当然わかることです。しかし……

「この塗料で塗装すると室温が低くなります!」

といった、いい加減な説明を聞いて遮熱塗料を選んだ場合、その効果は満足いくものにはなりません。

期待値を上げ過ぎている。

理論上屋根や外壁の表面温度が下がれば室温は下がります。しかし、だからといって室内が暑くなくなるという風に解釈するのはあまりにも拡大解釈が過ぎます。
普通に考えれば、塗料の種類を変えただけで室内が快適な室温に維持できると考える方がおかしいのですが……

「遮熱効果のある塗料ですから夏でも快適ですよ!」とか

「ちょっと高い塗料ですけど、光熱費が下がるのでプラスになりますよ!」

といった、誇大広告のような営業トークを真に受けて契約してしまうと、期待外れもしくは騙されたという印象を受けてしまいます。
劇的な効果を期待させるイメージ図やサーモグラフィーなどの資料を見せて、期待感を煽り契約させる営業マンや、遮熱塗料に断熱効果もあるような嘘の説明をする営業マンには注意が必要ですね。

屋根を遮熱塗料で塗装していない

遮熱塗料には外壁用と屋根用がそれぞれあります。もちろん外壁と屋根両方に遮熱塗料を使用する方がより効果を実感できますが、金額的にどちらかを選ぶ場合もあると思います。しかし、その時に外壁を選ぶのは間違いです。屋根に遮熱塗料を塗ってもらいましょう。
理由としては、屋根の方がより太陽に近い位置にある点と常に太陽に照らされている点が挙げられます。外壁は時間帯や季節によって太陽光の当たり方に差があるため、場合によってはほとんど外壁に光が当たらないこともあります。太陽光が当たらなければ本来の性能を発揮することができません。

また、現在の戸建て住宅は、断熱材が多く使用されていることが多く、断熱材によって既に外からの熱を室内に伝えにくい状況であれば、更に遮熱塗料で塗装を行っても、効果を実感しにくいというケースがあります。

※外壁に遮熱塗料を塗装しても意味がないという話ではありません。例えば西日が強く当たる場所やサッシの少ない場所では遮熱効果を実感できることが多いです。屋根に塗装した方がより効果を実感しやすいというお話です。

遮熱塗料の効果を実感しやすい家とそうでない家がある

上の項目でも触れましたが、既に断熱材がしっかり入った壁のお住まいの外壁に遮熱塗料を入れてもあまり効果は実感しにくいです。他にも屋根材や間取りによっては効果を実感しにくいこともございます。
逆に、金属製の屋根材のお住まいであれば、熱伝導率が高いため遮熱塗料による効果が分かりやすいです。他には日中に2階や3階といった屋根に近いお部屋で過ごされている方もより効果を実感しやすいと思います。

遮熱効果は経年劣化や汚れで落ちていく

遮熱塗料の塗装に限りませんが、定期的なメンテナンス(塗り替え)は必要になります。
塗装してから年数が経って塗膜が劣化してしまうと、遮熱効果も落ちてしまいます。お住まいの環境によっては塗膜の劣化が通常より早くなる場合もありますので、そういった場合には遮熱効果も早く切れてしまいます。

また、通常あってはならないのですが、職人の技量不足から塗膜に厚い部分と薄い部分があるいわゆる塗りムラがある場合には、遮熱効果にもムラができてしまい効果が得られなくなります。

遮熱塗料と断熱塗料はあくまでも”塗料”

遮熱塗料も断熱塗料も主となる目的は外壁や屋根の保護です。断熱はあくまでも付随効果、つまりオマケです。塗料で室内の温度をコントロールすることはできません。
夏場にエアコンの設定温度を去年より+1~2℃にしても平気。くらいの考えでいた方がいいと思います。
ここまであまり効果は期待できないみたいな書き方をしてしまいましたが、ひと夏のエアコンの設定温度を+1~2℃でキープできればそれなりの省エネになります。過剰な期待は禁物ですが、実際に遮熱効果や省エネを実感される方も多くいらっしゃいますので、検討する価値は十分あると思います。

断熱塗料に関しても同様に過剰な期待をしてしまったり、お住まいが効果を実感しにくい状況だったりすることが多いです。
例えば大きな窓があったり、気密性の低いお住まいの場合外壁や屋根以外の部分、つまり塗装した場所以外からの熱の出入りが多い場合には断熱塗料の効果を実感しにくいです。

遮熱塗料と断熱塗料のまとめ

皆様ここまでいかがだったでしょうか?
今回は遮熱塗料や断熱塗料のメリット・デメリットの説明。そして遮熱塗料や断熱塗料に対する誤解について解説をさせていただきました。少しでも遮熱塗料や断熱塗料を検討してみようかな?と思っていただけたら幸いです。
しかし、自分の住んでいるお住まいが遮熱塗料や断熱塗料の効果を実感しやすいかどうかというのは、なかなか判断できないと思います。
そんな時には是非、塗装の専門業者に聞いてみてください。信頼できる業者の知識のある人であれば、お客様のご要望や建物の状態、周囲の環境など様々な要素をヒヤリングして、その中から最適な提案をしてくれるはずです。
皆様もこれを機に塗装から暑さ・寒さ対策を見直してみませんか?

作新建装の場合

作新建装でも遮熱塗料や断熱塗料を希望されるお客様がかなりいらっしゃいます。そして希望されるお客様のほとんどがコスパを重視されます。
作新建装ではお客様のご要望に最適な工事プランを提案することをモットーとしておりますので、遮熱効果をの実感とコストの両立を考え、遮熱塗料を使用した屋根塗装と一般的な塗料での外壁塗装の組み合わせをご提案するケースが多くあります。
一番遮熱効果を実感しやすい屋根にのみ遮熱塗料を塗装することで、比較的安価に遮熱塗料を使った塗装を提案させていただきます。

作新建装では資格を持った専門の担当者が現地調査やお打ち合わせでのヒアリングを行い、塗装の専門家ならではの最適な工事プランをご提案いたします。遮熱塗料や断熱塗料のご相談も承りますので、お気軽にお声がけください。もちろん遮熱塗料や断熱塗料の施工実績も豊富にございますので、施工も安心してお任せいただけます。

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